サンセバスチャンは世界一の美食の街として有名です。サンセバスチャンにはたくさんのバルがありますが、初めて訪れる人はどのバルのどの料理を食べればいいか迷ってしまいますよね。
今回はサンセバスチャンで実際に訪れた12軒のバルの中で、家族や友人にも紹介したいと思った人気のバル5軒を厳選してお届けします。
サンセバスチャンでは、スペシャリテ(シェフが最も得意とする料理やお店の顔となる料理)と1ドリンクを楽しんだら次のバルにはしごして行くのが流儀とのことなので、それぞれのバルのスペシャリテ(あるいは実際に食べた中で1番美味しかったもの)をご紹介します。
自分の好みに合うバル選びの参考にしてなれば嬉しいです。
100人いれば100人とも味覚や感覚が違うため、その点はご了承ください。
※参考:当時のレートは€1=160円前後
①味、コスパ、接客の独自に設定した3つの側面から各5点満点で評価(平均=3点) ※味とコスパはスペシャリテ(あるいは1番美味しかったもの)に対する評価とします。 ※円安なのでコスパはどうしても悪くなりがちです。
②最終的にS(14点以上)、A+(12点以上)、A(10点以上)、B(8点以上)、C(8点未満)の5段階で総合評
1位:Bar Sport
⬛️総合評価S:味5、コスパ4、接客5 (合計14点) ▪️Google4.7(6,708レビュー)
圧倒的1位は「Bar Sport」です。3日間滞在した中で3回訪れました。
日本人にも馴染みのあるバルで、店員さんが日本語のメニューを出してくれたり、日本語で話しかけてくれたりと異国の地でアットホームを感じることができる素晴らしいバルです。
【<スペシャリテ>Foie a la plancha:フォアグラ焼き(€4.40)】
「Bar Sport」のフォアグラは大ぶりなところがとても好きです。焼き加減が完璧で火入れし過ぎず中はとろっと感を残していて絶妙、塩のあたり加減も抜群です。世界中探してもこの価格でこれ以上があるか分かりません。
「Bar Sport」は閉店のギリギリまでどの時間帯に行っても混雑しています。後回しにせず、行きたい時に行くのが良いと個人的には思います。
2位:La Vina
⬛️総合評価A+:味5、コスパ4、接客4 (合計13点) ▪️Google4.4(6,586レビュー)
バスクチーズケーキ発祥のバルです。常に混んでいる人気店です。
【<スペシャリテ>TARTA DE QUESO:チーズケーキ(2切れで€6.00)】
“TARTA”はケーキ、”QUESO”はチーズを意味するスペイン語です。
私Katsuはケーキの中でチーズケーキがダントツで好きなのですが、「La Vina」のバスクチーズケーキがこれまで食べた中で至高です。
ケーキの中心はとろけるなめらかな生地となっており、その食感は唯一無二、ここでしか食べられないと思います。
どの時間帯に行っても並びますが、後回しにせずに行ける時に行くべきです。
3位:Goiz-Argi
⬛️総合評価A+:味5、コスパ3、接客4 (合計12点) ▪️Google4.2(1,163レビュー)
Googleのレビュー数が少ないからといって侮ることなかれ。エビの串焼き発祥のお店として有名な「Goiz-Argi」も素晴らしいバルの1つです。
店内にはスクリーンがあり、店員さんが日本語のメニューに切り替えてくださったりとアットホームな雰囲気が良かったです。
【<スペシャリテ>GANBA BURRUNTZIA:エビの焼き(€3.60)】
この串焼きのエビ(GANBA)がとても美味しかったです。身がプリッとしており、エビの旨味を引き出しつつ余計な雑味を感じさせない完璧な仕上がりだと思いました。シェフの腕が抜群なんでしょうね。一瞬の旨味の爆発力はNo.1だったかもしれません。
次回サンセバスチャンを訪れた際はこちらのバルからスタートで決まりです。
4位:Casa Vergara 1948
⬛️総合評価A+:味5、コスパ4、接客3(合計12点) ▪️Google4.2(3,234レビュー)
明るい店内でおしゃれな雰囲気のバルです。12月31日(日)の12時前くらいに伺いましたが席に座ってゆっくり食べることができました。
一つひとつのピンチョスのクオリティは高いですが、その分価格帯も少し上です。
【<1番美味しかったもの>:フォアグラのパテ(€4.50?)】
こちらのバルで1番美味しかったのは冷たいフォアグラのパテです。バゲットが付いてくるので、スプーンですくってバゲットと一緒に食べます。
フォアグラを丁寧に処理しているのだろうなと感じるなめらかな舌触りとフォアグラが持つ上質な脂のコクがうまく引き出されているように感じられ、とても美味しかったです。
好き嫌いは別れるかもしれませんが、日本ではなかなか食べられないことを考えると試してみる価値はあると思います。
5位:Gandarias
⬛️総合評価A:味5、コスパ3、接客3(合計11点) ▪️Google4.3(8,645レビュー)
サンセバスチャンで1番有名なバルと言えばここ「Gandarias」です。
24時まで営業しており、宿のスタッフの方や他のバルの店員さんからもお勧めされました。
【<1番美味しかったもの>:牛肉の串(値段忘れてしまいました)】
フォアグラが乗っているピンチョスやサーロインステーキが乗っているピンチョスも食べましたが、サイコロ型の牛串が1番美味しかったです。塩の当たり方が抜群で食べ応えありです。
注文の際、カウンターの後ろに並びます。順番が回ってくるので食べたい料理の写真を見せるとスムーズです。
注文すると店員さんが温め直してくれるため、呼び出し用のブザーを渡されます。
カウンターにもピンチョスが並んでいますが、温めてくれるかはわかりません。壁に書かれているメニュー表から選んだ3つのピンチョスは温め直してくれました。
人気のバルなのでこちらも行ける時に行きましょう。
まとめ
サンセバスチャンで実際に訪れたバルを独自の評価基準でご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
「Bar Sport」は遠い異国の地で日本人を歓迎してくれるとても素敵で素晴らしいバルでした。再訪確実です。親や友人を連れて行ってあげたいと思いました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。旅は新しい出会いがあって楽しい!それではまた次回の旅でお会いしましょう!