【ハノイ2泊3日旅行】500円以下で食べられるローカルグルメ7選

グルメ

ベトナムのハノイには美味しいローカルグルメがたくさんあり、初めて訪れる人を惑わします。

今回、2024年8月にハノイを訪れたのですが、飲食においては500円あれば色々なローカルグルメを味わえることに気づきました。そんなグルメ天国のハイノで実際に食べたローカルグルメを皆さんとシェアしたいと思います。

100人いれば100人とも味覚や感覚が違うことが前提ですので、その点はご了承ください。

ハノイを旅行する際の参考になれば嬉しいです。

※参考:2024年8月のレートである10,000VND(10,000ドン)=60円で計算しています。

①今回はシンプルに味とコスパを各5点満点で評価(平均=3点)

②最終的にS(10点以上)、A+(9点以上)、A(8点以上)、B(6点以上)、C(6点未満)の5段階で総合評価

ブンチャー編

ブンチャーは、米粉で作られた春雨を炭火で焼いた豚肉が入ったつけ汁に絡めて食べるハノイ発祥の料理です。

ブンチャーフォンリエン(Bún chả Hương Liên)

オバマ元大統領が大統領在任中の2016年に訪れたことで有名なブンチャーフォンリエン(Bún chả Hương Liên)です。ブンチャーオバマという名前でも呼ばれ、愛されているお店です。

【独自評価】S:味5、コスパ5 (合計10点)
【Google評価】4.0
【コメント数】9,895件
【住所】24 P. Lê Văn Hưu, Phan Chu Trinh, Hai Bà Trưng, Hà Nội
【営業時間】8:00〜20:00※席数が多いので予約はなくても大丈夫だと思います。

メインメニューはシンプルにブンチャーのみで、その他にサイドとドリンクがあります。

「THE SPECIAL BUN CHA」は60.000₫(約360円)で食べることができます。ブンチャー&豚肉が入ったつけ汁&葉物野菜の3点セットの価格なのでとても安いです。

オバマ元大統領が食べたものが「COMBO OBAMA」としてセットになっており、海鮮揚げ春巻きとハノイビールが付いて120.000₫(約720円)です。

ブンチャーは素麺と糸こんにゃくの間ぐらいの食感でした。つけ汁は甘めで、ちょっとびっくりしましたが、これはこれでありです。好みは別れると思います。

豚肉はつくねと焼いた肉の2種類あり、炭火で焼かれたつくねが絶品でした。つくねを食べるためにまた訪れたいですね。

2階にはオバマ元大統領が実際に座った場所が記念用に残されていました。

ブンチャー ダック キム(Bún Chả Đắc Kim)

ミシュランを獲得しているブンチャーのお店です。

【独自評価】A:味4、コスパ4(合計8点)
【Google評価】3.9
【コメント数】5,774件
【住所】1 P. Hàng Mành, Hàng Gai, Hoàn Kiếm, Hà Nội
【営業時間】9:00〜21:00※予約はなくても大丈夫だと思います。

メニューはシンプルで、カニ身入りの揚げ春巻きを付けるかどうかだけです。

「BUN CHA」は70.000₫(約420円)とミシュランが付いているからなのか「ブンチャーフォンリエン」と比較すると10.000₫(約60円)値段が高いです。

つけ汁はこちらも結構甘めです。つくねはやっぱり美味しいですね。

正直、そこまで味に差があったようには思えなかったです。味付けの差と言うよりは、ブンチャーの甘いつけ汁を受け入れられるかどうかという感じです。

個人的には、値段の安さとオバマ元大統領が訪れたという点を加点評価して「ブンチャーフォンリエン」をおすすめします。日程とお腹に余裕がある方は食べ比べしてみても面白いと思います。

フォー編

フォーの起源は明確には分かっていないようですが、ベトナム北部のハノイとする説があります。牛肉を食べる文化が入ってきたのがフランス統治下時代のため、中国から伝わった麺と融合して出来た料理なのかなと勝手に想像しています。

フォー ザー チュエン(Phở Gia Truyền Bát Đàn)

ハノイを代表するフォーのお店で、常に人が並んでいます。

【独自評価】A+:味4、コスパ5 (合計9点)
【Google評価】4.3
【コメント数】4,691件
【住所】49 P. Bát Đàn, Cửa Đông, Hoàn Kiếm, Hà Nội
【営業時間】6:00~10:00、18:00~20:30※予約なしで大丈夫です。

メニューは非常にシンプルです。

Pho Tai Nam(半生の牛横腹肉入りのフォー):60.000₫(約360円)★今回はこれにしました。

Pho Tai(半生肉入りのフォー):55.000₫(約330円)

Pho Chin(火が通っている肉のフォー):50.000₫(約300円)

支払いは先払いです。

半生のお肉が美味しかったです。海外で半生のお肉大丈夫かなと思いましたが、結論私も妻も大丈夫でした。

麺もスープも美味しかったです。

フォー ティン ボー ホー(Pho Thin Bo Ho)

1955年創業のフォーの老舗です。Thinはティンさん、Bo Hoはホアンキエム湖畔という意味です。

ハノイには似た店名の「Pho Thin(Pho Thin 13 Lo Duc)」があります。こちらも有名で1979年創業です。

調べたところ、日本を含む世界に展開しているに「フォーティン(PHO THIN)」はこの2つとはまた別系列らしいです。

「フォー ティン ボー ホー(Pho Thin Bo Ho)」に話を戻すと、フォーの原点とも言える老舗中の老舗であり、訪れる価値があります。

【独自評価】S:味5、コスパ5 (合計10点)
【Google評価】4.2
【コメント数】2,526件
【住所】61 P. Đinh Tiên Hoàng, Lý Thái Tổ, Hoàn Kiếm, Hà Nội 100000
【営業時間】6:30~13:00、17:30~22:00※予約なしで大丈夫だと思います。

Tai Chin(火が通っている肉のフォー):60.000₫(約360円)

Tai Nam(半生の牛横腹肉入りのフォー): 60.000₫(約360円)

Tai Bap(半生の牛すね肉が入ったフォー):80.000₫(約480円)

「Hom nay Toi co」は「今日は私は〜にする」という意味っぽいです。

どのメニューにしたのか忘れてしまったのですが、スープがあっさりしていて個人的に好みでした。一番上に乗っている半生のお肉が柔らかくて特に美味しかったです。

ローカル感を存分に味わえます。ハノイに来たら再訪したいと思います。

次回は「Pho Thin(Pho Thin 13 Lo Duc)」や東京に進出している「PHO THIN」とも比較して見たいですね。

バインミー編

バインミー25(Banh Mi 25)

ハノイで一番美味しいとも言われるバインミーのお店です。観光で来ている人が多く、一つの観光地になっているようです。

バインミーとは、外はサクッと中はもちっとした軽い食感のフランスパンに具材を挟んだベトナムのサンドイッチのことです。

ベトナムにはバインミーの屋台がいたるところにあり、どこでも買える手軽なファストフードという位置付けになっており、国民食の一つです。

具材にはパクチーや玉ねぎといった野菜のほか、お肉類を挟むのが特徴です。

【独自評価】A:味3、コスパ5 (合計8点)
【Google評価】4.4
【コメント数】11,242件
【住所】25 P. Hàng Cá, Hàng Bồ, Hoàn Kiếm, Hà Nội
【営業時間】7:00~21:00※予約なしで大丈夫です。

バインミーの中身の具材によって値段が変わります。「THIT」はお肉という意味です。

このバインミー25のsignature(看板メニュー)は星印を付けた02「Banh mi Thap Cam」で40.000₫(約240円)です。

ミックスでパテとバーベキューポーク、スモークソーセージが挟まっています。

このように店頭でバインミーを作ってくれています。ライブ感があっていいですね。

具がぎっしり入っていてとても食べ応えがあります。

ソースの味は薄めで、野菜やお肉の味が全面に出ている感じです。フレッシュな感じでさっぱりと食べられます。味が濃いのが好きな方はちょっと物足りないかも?

ちょっと小腹が空いた時とか良いかもしれませんね。

向かい側にも店舗があり、お手洗いはこちらで借りることができました。

カフェ編

ハノイには無数のカフェが存在します。

19世紀半ば、フランスに統治されていた時代の影響を受け、カフェ文化が根付いて行ったと言われており、コーヒー生産量は世界2位です。苦味の強いロブスタ種のコーヒーが主に生産されています。

価格が安いのでカフェ巡りする人にとってはまさにカフェ天国です。

カフェ ジャン(Cafe Giảng)

「カフェ ジャン(Cafe Giảng)」はエッグコーヒー発祥のお店として多くの人が訪れます。

エッグコーヒーとは、ロブスタ種のコーヒーに卵黄、砂糖、加糖練乳を混ぜて飲まれるベトナムの伝統的な飲み物です。

「カフェ ジャン(Cafe Giảng)」のエッグコーヒーの特徴は鶏卵黄、コーヒーパウダー、加糖練乳にトッピングとしてチーズを加えているところです。

ベトナムで牛乳が不足した際に、乳製品の代用品として卵黄を使用したことがエッグコーヒーの始まりみたいですよ。

【独自評価】A:味4、コスパ5 (合計9点)
【Google評価】4.4
【コメント数】11,898件
【住所】39 P. Nguyễn Hữu Huân, Lý Thái Tổ, Hoàn Kiếm, Hà Nội
【営業時間】7:00~22:00※予約なしで大丈夫です。

エッグコーヒー以外にもメニューはありますが、ここはやはりエッグコーヒーに挑戦してみるのが吉だと思います。

ホットとアイスの両方がありますが、値段はどちらも35.000₫(約210円)です。

エッグコーヒーの上の部分はとろみがあり、味はカスタードにかなり近いです。

下の方に苦味がガツンとくるロブスタコーヒーが隠れており、混ぜるとロブスタコーヒーの苦味が勝ちます。

暑い日にはアイスが良いと思います。

私は混ぜずに上の部分だけ先に食べるのが好みでした。カスタード系の味が好きなだけかもしれません。

16時ごろに来訪しましたが、満席でした。しかし、回転は良いので座れます。

席は2階にあります。入口から真っ直ぐ行くと左手に階段があるので登って行きましょう。

お会計は階段をのぼる場所の近くにあるので、食事が終わったらここまで降りてきて支払います。

エッグコーヒーが気になる方はぜひ挑戦してみてください。

スイーツ編

ベトナムのローカルスイーツの代表格と言えば「チェー(Chè)」です。

チェーは直訳すると「Chè=お茶」となります。

元々チェーは、遠方からのお客様をもてなすため、地元で採れた食材を作ったデザートを出したのが始まりだそうです。そのため地域ごとに異なる具材が使われています。具材には甘く煮た豆類や芋類、寒天や果物などが使われることが多いようです。

今では日常的に食べられるようになり、ベトナムの国民食の一つになっています。

チェーボンムア(Chè 4 Mùa Hàng Cân)

「チェーボンムア(Chè 4 Mùa Hàng Cân)」はハノイで有名なチェーのお店です。

【独自評価】A:味4、コスパ5 (合計9点)
【Google評価】4.1
【コメント数】1,929件
【住所】4 P. Hàng Cân, Hàng Bồ, Hoàn Kiếm, Hà Nội
【営業時間】10:00~24:00※予約なしで大丈夫です。

メニューには色々な種類のチェーがあり迷います。

今回は「CHE DO SEN」30.000₫(約180円)と「CHE SEN DA」25.000₫(約150円)を注文してみました。

「CHE DO SEN」は日本で言うところの冷やしぜんざいのような味で小豆やロータス(蓮の実)、タピオカ、ゼリーが入っています。

色々な具が入っているので食感が楽しいです。

「CHE SEN DA」は小豆が入っていないバージョンみたいな味です。個人的には小豆が入っていた方が美味しいと思いました。

今回は道を挟んで向かい側にあるこちらの階段から2階席に案内されました。

開放的な店内でテラス席もありました。

ハノイの街並みを見ながらゆったりと時間を過ごしてもいいですね。

おまけ

チェーン店ですが、カフェを一つおまけでご紹介したいと思います。

ハイランドコーヒー(Cà phê Highlands)

「ハイランドコーヒー(Cà phê Highlands)」はベトナムで出店数300店舗を誇るNO.1のチェーン店です。

アメリカはシアトル育ちのベトナム人が帰国して立ち上げたチェーン店で、同じシアトル発のスターバックスと雰囲気が似ています。

【独自評価】S:味5、コスパ5 (合計10点)
【Google評価】4.2
【コメント数】3,195件
【住所】5 P. Đinh Tiên Hoàng, Hàng Trống, Hoàn Kiếm, Hà Nội
【営業時間】7:00~23:00※予約なしで大丈夫です。

ベトナムでは、独特のコーヒーフィルターを使って濃く淹れ、コンデンスミルクを入れて冷たくして飲む「cà phê sữa đá(カフェスアダー)」が主流です。

左側:Phin Sua Da(Iced Coffee with Condensed Milk)のSサイズ35.000₫(約210円)

コーヒーの苦味とコンデンスミルクの甘さのバランスが絶妙でかなり美味しかったです。

右側:PhinDi Hanh Nhan(Iced Coffee with Almond & Fresh Milk)のMサイズ55.000₫(約330円)

コーヒーの苦味、ゼリーの食感、アーモンドミルクの香りの全てが調和しており、「Phin Sua Da」を上回って個人的には過去一だったかもしれません。

これだけコーヒー文化、カフェ文化が根付いたベトナムでNO.1チェーンになるだけあってレベルが高いと思いました。

コーヒー豆が売っていたので家族用にお土産としてハイランドコーヒーを買いましたが、評判良かったです。

またベトナムを訪れる機会があれば必ずハイランドコーヒーに寄りたいと思います。

まとめ

「500円以下で食べられるローカルグルメ7選」と題してハノイのグルメをご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。

ベトナムの歴史を知ると食文化と密接に繋がっていることが良く分かりました。

味覚は人ぞれぞれなので、他の人が美味しいと思ったとしても、自分も同じように美味しいと思うかは分かりません。実際に訪れてみて、色々と試してみることが大事ですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。旅は新しい出会いがあって楽しい!それではまた次回の旅でお会いしましょう!

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