バルセロナにはたくさんのバルがありますが、初めて訪れる人はどのバルのどの料理を食べればいいか迷ってしまいますよね。
今回は2023年12月28日〜30日にかけてバルセロナの人気バル7店舗を実際に巡ってきましたので、レビューして行きたいと思います。
100人いれば100人とも味覚や感覚が違うため、その点はご了承ください。
バルセロナを旅行する際の参考になれば嬉しいです。
※参考:当時のレートは€1=160円前後
①味、コスパ、接客の独自に設定した3つの側面から各5点満点で評価(平均=3点) ※円安なのでコスパはどうしても悪くなりがちです。
②最終的にS(14点以上)、A+(12点以上)、A(10点以上)、B(10点未満)の4段階で総合評価
Cerveseria Catalana
⬛️総合評価A+:味5、コスパ4、接客4 (合計13点) ▪️Google4.4(20,091レビュー)
バルセロナにあるレビュー2万件超えの人気店「Cerveseria Catalana」では、気軽にフォアグラを楽しむことができます。
Montadito de solomillo de ternera con foie(€6.95)を注文しました。ternera(子牛)のsolomillo(サーロイン)にfoie(フォアグラ)が乗ったMontadito(モンタディート:ピンチョス)という意味です。
サーロインとフォアグラという組み合わせの相性がとてもいいと思いました。フォアグラがたっぷり乗っているのも嬉しいですね。
付け合わせにPatates braves(€4.95)を注文しました。パタタスブラバスという料理はバルセロナの名物料理の1つで、素揚げされたジャガイモにピリ辛のトマトソースとブラバスソース(マヨネーズ×にんにく)をかけて食べます。
バルセロナでいくつかのお店でパタタスブラバスを食べましたが、このお店のパタタスブラバスが1番好みでした。
総じてレベルが高いと思いました。
店内が明るく、かつテーブルが白だったので料理の色合いや輪郭がはっきりわかって、目で見ても楽しめました。もし、次にバルセロナを訪れることがあれば真っ先に再訪したいです。
備考:2023年12月30日(土)12時過ぎに伺いましたが、10分ほど待って入れました。運が良かったのかもしれませんが、予約なしでもピークを外せば入れるチャンスがありそうです。英語のメニューもあります。
Vinitus
先に紹介した「Cerveseria Catalana」の姉妹店になります。
⬛️総合評価A+:味5、コスパ4、接客4 (合計13点) ▪️Google4.4(13,264レビュー)
「Cerveseria Catalana」とメニューも同じです。
食べ比べしてみようとMontadito de solomillo de ternera con foie(€6.95)を注文しました。
「Cerveseria Catalana」と比較すると本当に若干ですが味が落ちるような気がしました。2度目で感動が薄れてしまったのかもしれません。
Croquetas de pollo y jamon(u):チキンハム入りクロケット(€2.20/1個あたり)はカリッと揚げられていて想像通りの味でした。
バルセロナはチュロスの起源とも言われているそうです。また、チョコレートがヨーロッパ大陸に初めて入って来たのはイベリア半島みたいです。
ということでChurros con chocolate:チュロスとホットチョコレート(€3.25)を注文しました。
チュロス×チョコレートの組み合わせはまさにバルセロナの味。チュロスがさっくりしていて美味しかったです。
備考:実は「Cerveseria Catalana」を訪れたその足で12時50分くらいに「Vinitus」を訪れました。こちらのバルの前に結構人がいましたが5分くらいで中に入れました。地下にある席に案内されましたが、雰囲気はいい一方、若干暗くもあるので視覚情報が変わってそれが料理の味にも影響すると思いました。値段は変わらないのでどちらか選んでほしいと言われたら「Cerveseria Catalana」を推します。
Cerveseria Vaso de Oro
⬛️総合評価A:味5、コスパ3、接客2 (合計10点) ▪️Google4.5(6,248レビュー)
立ち食いスタイルで美味しいビールとスペシャリテであるサーロイン×フォアグラがいただけるバルです。
店員さんは常に忙しそうにビールを注いだり、料理を作ったりしています。じっくり持っていると店員さんが注文を聞いてくれました。
スペシャリテであるVeal Sirloin with Foie Gras:サーロインとフォアグラ(€29)は値段は高いですが、それに見合うボリュームとクオリティで、ここでしか食べられない満足感がありました。
“Granjero” Sandwic:農家のサンドウィッチ(€8.5)を主に注文しました。
こちらも表面がカリッと焼かれていて美味しかったですが、サーロインとフォアグラがヘビー級なのでししとうの素揚げとの組み合わせの方が良かったかもしれないと思いました。
ビールは飲まなかったのですが、こちらのビールは美味しいらしいので、次回はビールも注文してみたいと思います。
備考:12月28日(木)の19:30頃に予約なしでお伺いしました。店内は狭く、お客さんで一杯なのですが、横長のカウンターの後ろで席が空くのを粘り強く待っていると10分くらいで席を確保できました。注文は順番が回ってくるまで焦らず辛抱強く待ちましょう。勝手がわからず注文するまでちょっと大変でしたがその価値ありです。ぜひチャレンジしてみてください。
Perikete
⬛️総合評価A:味4、コスパ3、接客3 (合計10点) ▪️Google4.4(4,575レビュー)
バルセロナは海に面していることもあり、海鮮料理がたくさんあります。このPeriketeを訪れた目的はマテ貝とタコです。
メニュー表にチェックを入れるスタイルの注文方法です。
事前のリサーチどおりNAVAJAS A LA PLANCHA:マテ貝の鉄板焼き(€9.1)とPULPO A LA GALLEGA:タコのガリシア風(€17.2)を注文。
どちらも新鮮で海の味を堪能できました。ちょっとお値段は高いかもしれませんが、それに見合ったクオリティだと感じました。円高の時に再訪したいです。
備考:12月28日(木)18:30ごろに予約なしでお伺いしました。平日だったのもあると思いますが、予約なしでもすんなりと入ることができました。
Irati Taverna Basca
⬛️総合評価A:味4、コスパ3、接客4 (合計11点) ▪️Google4.5(3,749レビュー)
気軽にpintxos:ピンチョス(スペイン料理の一種で、くしや楊枝に刺した一口サイズの軽食)が楽しめるバルです。
カウンターに並んでいるピンチョスから好きなものを選んで、最後にピンチョスに刺さっている楊枝の本数でお会計します。
1つのピンチョスは€2.5で統一のようでした。
20種類くらいのピンチョスがあり、選ぶだけでも楽しいです。
自分が食べてみたいと思ったものを注文してみましょう。日本にはない新しい味に出会えると思います。
備考:12月29日(金)19時前くらいに予約なしでお伺いしました。初めは座れる場所が空いていなかったのですが、店員の方が座れる席が空いたら案内するねと声をかけてくださりました。店員さん感じも含めて良かったです。
Les Quinze Nits
⬛️総合評価B:味3、コスパ1、接客3 (合計7点) ▪️Google4.2(10,095レビュー)
レイアル広場にあるパエリアが有名なバルです。レイアル広場は結構賑やかな感じで大道芸をやっている人や観光客で賑わっていました。テラス席が空いているとのことでテラス席に着席。
SEAFOOD PAELLA:シーフードパエリア(€31)を注文しました。1人あたり€15.5で、2人前からの注文なので注意が必要です。
味は悪くはないのですが、いまいちパンチがなく、値段もちょっとお高めかなと感じました。
Bravas(€5.75)も注文しましたが、ジャガイモにいまいち活力がない感じです。
テラス席で少しゆったりと食事を取りたい人にはいいのかもしれませんね。
備考:12月29日(金)13時30分頃に予約なしでお伺いしましたが、テラス席前のメニュー看板の前で待っているとすんなり席に通してもらえました。
Taller de Tapas
⬛️総合評価A:味3、コスパ3、接客4 (合計10点) ▪️Google4.3(8,151レビュー)
カサバトリョの近くにあるバルでメニューは分かりやすく番号でオーダーができます。
店内はオシャレで清潔感があります。席数も多いです。
スペイン料理からそうでないものまでメニューの幅が広いです。
この日はスペイン料理じゃないものを中心に食べたくなったのですが、もし次に訪れる機会があればスペイン料理を中心に注文してみたいと思いました。
備考:平日火曜日の14時頃に予約なしでお伺いしたのですが、すんなり席に案内していただけました。
まとめ
バルセロナで実際に訪れたバルを独自の評価基準でご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
「Cerveseria Catalana」は再訪確実です。友人にも紹介したいと思えるようなバルでした。
それではまた次回の旅でお会いしましょう!ここまで読んでいただきありがとうございました。